2014年6月8日日曜日

G&BL Ebony80をTheorem720&NIP02×2でバランス駆動

iPod Touch 4G(64GB) + ALO AUDIO iPod to USB + RATOC Audio Lab RAL-EXTPW01 + バルクUSBケーブル3種 + Cyber Labs Theorem720 + 自作4PIN→モノラル×2変換ケーブル(Zephone Orange Owl) + nicesound Aclear Porta NIP-02 + PXC310用ケーブル×2 + G&BL Ebony80

Theorem720のバランス端子から、自作したバランス→モノラル×2変換ケーブルでNIP-02につなぐことで、Theorem720からでも中村製作所のトランスを介した音が聞けるようにしてみました。

自作ケーブルは線材にオヤイデ店頭でバラ売りしていたZephone Orange Owlの端切れ品を使ったもので、プラグ側はBispaのステレオ端子です。Ebony80で音が取れるように、3極の先端がそれぞれLRのホットにつなげました。
そのうち、同じものをもうひとつ作ってSOLO -dbからSR71Bへのラインアウト間に挟むという構想があるのですが、今のところ-dbの購入機会待ちです。

Ebony80はイタリアメーカーの製品とのことですが、MADE IN CHINAでしかも上海問屋で買えるヘッドホンと同じイヤーカップなので、購入時にはちょっと不安もありましたが、結構上質な音を出していると思います。

e☆イヤホンの中古セールでだいぶ安く手に入ったのですが、なぜかケーブル欠品でした。最初からバランス化できるヘッドホンを狙っていたので問題ありません。PXC310用のケーブルが2本余っていたので、今回はそれを利用しました。

ドライバまで上海問屋のヘッドホン(DN-HP820EB)と同じだったら嫌なので、一応お隣のドスパラ3Fで視聴させてもらいましたが、Ebony80の方が低域のぼわつきが少なく、全体的に解像度も高い印象で、イヤーパッドを外してみたところ、外見からしてもドライバは別のもののようでした。

バランス+トランス駆動のEbony80の印象については、通常のアンバランスケーブルがないためどこまで音質改善効果が出ているかはっきりとは分からないですが、中高域が繊細なことに加えて、低域がよく出ていて、しかもとてもよく響く心地いい音です。ウーハーから出る音に近いような弾力感もあります。音場はあまり広い方ではないですが、分離はよく奥行きもそれなりに感じ取れる方です。

 










ちなみに、今回の構成で変換ケーブルのピンアサインを若干変えれば(※)、どんなイヤホンでも2本あれば、NIP-02のそれぞれに接続することで加工しなくてもバランス駆動対応にできるはずです。 リケーブル可能なイヤホンであれば同じケーブルが2本あればOK。

※今回は変換ケーブルのピンアサインを先端LRでそろえているので、2本イヤホンを用意した場合、L側を両耳に挿せばいいのですが、左右でかたちの違うイヤホンの場合は対応できません。|






2014年3月2日日曜日

KENWOOD M1GC7 + Miles Davis Tribute

KENWOOD M1GC7 (1GB) + Monster Miles Davis Tribute (AIAIAI Y-MODEL付属イヤーピース換装)

M1CG7はKENWOODから2006年11月に発売されたポータブルオーディオプレイヤー。

このプレイヤーの何が最大の売りかと言うと、このサイズで単4電池駆動でデジタルアンプ搭載というところなのですが、当時のニュースリリースを見ると、なかなか細かい売り文句がついています。

・専用32fsオーバーサンプリングΔΣデジタルアンプ搭載。
・ローパスフィルターによる音楽信号の損失が発生しにくい設計採用でノイズ大幅低減、S/N比改善。
・オーディオ専用の水晶発振回路を追加でノイズを大幅に軽減。
・22kHzまでの音域を補間するSUPREME搭載。

さらに、カラーディスプレイ搭載なのですが、単4電池駆動のカラーディスプレイ機というのも珍しい方です。手持ちの機種ではiriver T60くらい。
ただ、どちらもアルバムアート表示は不可能だったと思います。もったいない。

音質に関して、ポタアン重量構成や高級プレイヤーと比べてしまうとどうしても高音の伸び、表現力、量感の面ではいまいちと感じないでもありませんが、デジタルアンプ搭載機らしい緻細な音が出ています。

そして、操作をすると十字のボタン部分と電源スイッチ周辺が赤く光るのですが、これがものすごく格好いいです。

バッテリーの持ちは悪く、電池を入れっぱなしにしているだけでも自然放電でなくなります。

HARDOFF等で安く購入できる可能性がありますが、状態の悪いものも多く、特にディスプレイに関しては劣化しているものが多いので、購入前に確認が必須です。
また、ノイズが乗るという不具合ロットも存在しています。

その他、購入時の注意点としては、KENWOOD製DAPはすべて同社製コンポとの接続のための4極ミニプラグ仕様のイヤホン・ヘッドホン類は使えないことがあります。

私もHARDOFFでの中古品購入ですが、比較的状態が良い品で、この先巡り合うチャンスがあるかも分からなかったので3K出しました。

2014年2月23日日曜日

【ブルーレイ再生】Lenovo Miix2 8 + Pioneer Blue-ray Drive BDR-XU02J + beyerdynamic T5P

Lenovo Miix2 8 + Pioneer Blue-ray Drive BDR-XU02J + beyerdynamic T5P

Atom Z3740搭載のWindows8.1タブレット「Miix 2 8」にPioneer XU-02をつないで、地上デジタル放送を録画したブルーレイを再生させてみました。

使用ケーブルは100円のOTGケーブルに、バルク品のA-miniB USBコネクタをつないだもの。
XU02JはVenture Craftのゴリラグリップで接着しました。

背面はこんな感じ。横幅はほぼ同じです。


最初、XU02Jに付属の再生ソフト(PowerDVD10)で普通に再生させようとしたところ、再生ボタンを押してもすぐに停止する状況でしたが、価格.comの口コミ情報を参考にBIOSのセキュアブートをOFFにしたところ、再生可能になりました。

一応、それ以前にPOWERDVDのアップデートもしていましたが、多分セキュアブート解除だけが決め手だったのでしょう。

再生動作の検証用に、ブルーレイレコーダーSONY AT-750WとPanasonic BW200で録画した「シリーズ世界遺産100」と「THE 世界遺産」を再生させてみました。

基本、スムーズに再生されていますが、カメラのパーンシーンなどでは、画面がもたつくことがあります。

※再生タイトルは、SONY PRESENTS「THE 世界遺産」2012年12月23日放送「ベストショット2013」

Miix2 8は350gで、XU02Jは245gですから、これでわずか595gのブルーレイプレイヤーということになりますね。
ケーブルの重さも含めるとちょうと600gくらいでしょうか。

液晶サイズも市販のブルーレイプレイヤーよりも大きい1,280×800ドット。しかもタッチパネルでOSがWindowsでCPUもクアッドコア。
通常動作時間も公称10時間なので、ブルーレイ再生時はもっと短くなるでしょうが、 市販のブルーレイプレイヤーより長いかもしれません。
Pure Read+品質でCDも取り込めるし、そのままfoobarでアップサンプリング再生ができます。

まだ試していませんが、ちょいテレフルとかテレキングで地上デジタル放送が受信・録画できれば、わずか595kgのブルーレイレコーダーになるはず。
これまでのAtomZ機では見れなかったので若干心配ですが、ブルーレイが見れたなら行けそうな気がします。

ちなみに、microSDスロットには、あきばおーで購入したSDXC白プリン64GBを入れてみました。認識はしていますが、アップデート後の再起動の際に、再起動の繰り返し動作があった他、時々起動後に認識してないこともあったりもします。
でもまあ、これくらいたいした不具合じゃありませんね。
通常は普通に認識してくれているので挿しっ放しにしてます。64GBめいっぱいまでファイルが入るかまでは検証していません。


USBオーディオClass 1.0規格のDACも、これまでの手持ちのAtom Z機(私が持っているのはF07CのZ650まで)は、代々ひどいノイズを出していましたが、Z3740では快適に動作しているようでした。
※とりあえずGovibe Magnumのみによる検証。

ブルーレイの再生音声もUSB-DACで聴きたいところですが、本体からの給電のみでは電力足りなそうなので、今回は本体のヘッドホンアウトから聴きました。どうせ音よりは映像の方に集中してしまうので、音楽番組でないなら十分です。

以上、ご参考までに。

2013年12月8日日曜日

【35S-MM×2】NW-S744+Govibe Single+MDR-Z1000

SONY WALKMAN NW-S744 + Zephone WALKMANDOCK変換コネクタ  + JAYS製ヘッドホン付属2分配コネクタ×2+COMON 35S-MM ×2 + GoVibe Single +  オヤイデHPC3.5  + SONY MDR-Z1000


さきほどの構成をベースに、ステレオ2分配コネクタ2本を使って35S-MMを2本に増やしてみました。
音の変化としては、1本の時よりも量感と広がり感が増すようになります。
ただし、音の定位の正確さは1本の時の方がよい感じ。

ステレオ2分配コネクタが2本あると、複数のミニミニケーブルを組み合わせていろいろ遊べるのですが、実はこれまでにいろいろ実験してみた結果、あまり良い方の効果が感じられませんでした。
(SXC18GとCopper LUX FEB18Gを組み合わせて「なんちゃってReference8だー!」とかやってたんですが、視聴したReference8には遠く及ばず・・・。)

やはり接点が増えることがマイナスですし、インピーダンスの違いも音を不安定にさせてしまう感じ。分配コネクタの特性も強く出てしまう気がします。

ただ35S-MMの場合は伝送能力が高いので、今回はそれなりに伝送経路を増やした効果が出たように思います。

2013年12月7日土曜日

【35S-MM】NW-S744+Govibe Single+MDR-Z1000

SONY WALKMAN NW-S744 + Zephone WALKMANDOCK変換コネクタ + オヤイデHPC3.5 + GoVibe Single + COMON 35S-MM + SONY MDR-Z1000

35S-MMはCOMON製のステレオ中継コネクタ(オス・オス)。
仙石電商で200円で購入。

(435-MMという4極バージョンもあります。)

<短いことはよいことだ>の原則に従って、200円にして最高クラスの伝送能力を持つ
ミニミニケーブルとして使えます。

Govibe Singleは単4電池駆動でありながらエネルギッシュなアンプで、35S-MMと組み合わせるとさらなる真価を発揮。

今回はMDR-Z1000側に35S-MMをつけてみましたが、当初はWALKMAN側につけて、イヤホンのSUPERDARTSあたりで聞いていました。こちらもいい感じです。

35S-MMとGovibe Singleとの組み合わせはいい感じなのですが、SR71Aを組み合わせたときはややひずみ間を感じました。

持ってないので想像ですが、Aclear Porta NIP-01と35S-MM2本を組み合わせてみると、もしかしてすごいミニミニケーブルができるのではないでしょうか。

2013年11月4日月曜日

【Aclear Porta NIP-03】OQO 01+ + iBasso D5HJ + Microshar μAMP109G2 + NIP-03 + beyerdynamic DT1350

OQO 01+ + バルク品短借USBケーブル + iBasso D5HJ + オヤイデ AKミジンコシグネチャー + Microshar μAMP109G2 + DOCKSTAAR. m2AUGpt2 +Nicesound Aclear Porta NIP-03 + beyerdynamic DT1350

Aclear Porta NIP-03は中村製作所のヘッドホンコンディショナー。
NIP-01の上位モデルで、アイソレーション・トランスそれ自体もNIP-01よりも高品位。それに加えてLR独立型のアッテネーター(アナログ式の巻き線型ボリューム)とNIP-02にも搭載されているステレオミックス機能もついています。

この中でも私がこの製品に一番惹かれた部分はアッテネーターです。それも左右独立にしているというところにオーディオ機器としての思想的な美しさを感じました。

ヘッドホン祭で一番最初に視聴したnicesoundの製品はNIP-01で、その時はHD30GB9とSXC18GとShure SE535を使ったと思うのですが、やや解像度の劣化を感じ手を出しませんでした。しかし、その次のヘッドホン祭の時に、OQO 01+とPorta Tube+とSE535の組み合わせでNIP-03を視聴させてもらったところ、解像度の劣化は微塵も感じず。それどころかPorta Tube+に感じていたノイズ感が改善され、アッテネーターを回してもやはり音の劣化はほとんど感じず。

DAC内臓ポタアンやDACからラインアウトした信号をアンプに流すと、音が大きくなりがちでボリューム調整も難しいのですが、NIP-03を介すと絶妙な音量調整が可能になります。それに加えて、アンプの持つ嫌味も軽減してくれるということで、これはいつか購入しなければと。

ただちょっと価格が価格なので待ちました。私が手に入れたのは中古美品で、定価の半額は切りませんでしたが、それに何枚か足したくらいでしょうか。新品も一部の店では安くなってきていて、最近のe☆イヤホンのキャンペーン価格で39800円になっていた時がありました。今はちょっと高くなってしまいましたが、在庫数は少なくなっているかもしれません。
フジヤとヨドバシは価格据え置きですが、こちらの2店は突如として安くなったりするので分かりませんね。

私の場合、購入の目的は、ヘッドホンアンプの能力を引き出すためでしたが、やや使いにくい部分もあります。アンプやヘッドホンとの組み合わせや、ダイヤルの絞り具合によって音の傾向そのものがエフェクトをかけたように変わってしまうこともしばしば。IMPのスイッチを切り替えたり、アッテネーターのレベルとアンプ側のボリュームを同時に調整して絶妙なバランスを探らなければなりません。これがうまくいかないと、どちらかと言うと高域側の密度が高くなりすぎて、きんきんとしていてひずむ寸前的な印象になってしまいます。
この音の変化も、適度であれば音の鮮度を上げる効果があると捉えることができると思います。エッジの効いたするどい音が好みの人には最高ですね。

(密度が高すぎるということであれば、あえてそれほどグレードの高くないケーブルを使うのもいいかも?いろいろ実験してみようと思います。)

ステレオミックス機能は使っていません。これはまず好みの問題でしょうし、この機能を使うのにふさわしい音源もあるのかもしれませんが、私にはいまのところあまり必要性の感じない機能でした。

今回の組み合わせは、 μAMP109G2が鮮度の高い音を出すアンプで、NIP-03がその傾向をさらに押し上げているので、金管楽器の入ったジャズとかを聴くのに向いてますかね。

【TTMC-Pf-RS】【iBasso CB-01】D-NE20 + xDuoo XD-01 + SR-71A + DT1350

SONY CD WALKMAN D-NE20 + Ventureclaft TTMC-Pf-RS(プロフェッショナル光ケーブル 角-丸) + xDuoo XD-01 + iBasso CB-01(mini to miniケーブル) + Ray Samuels Audio SR-71A + beyerdynamic DT1350

ヘッドホン祭の帰りにe☆イヤホンに寄ったら、驚愕の中古アクセサリー半額セールでした。翌日も中古の日スペシャルということで結構な品物が安くなってまして。これまで高すぎると手を出しかねていたデジタル系の短借ケーブルを、一気に充実させることができました。他にもいくつかのオーディオ機器を購入。

iBassoのケーブルは本家サイトでは現在売っている様子がありません。買ってレビューしている方のブログとかを見ると5000円程度だったようですが、今回の購入では半額で約3000円。それほどお得でもありませんでしたが、個人輸入の面倒臭さとかを考えれば、まあ妥協できる価格でしょうか。

iBassoの販売サイトから情報が消えているので、個人のブログから情報収集しましたが、線材は銀メッキ銅線らしい。5本ラインが走っているということは、ホット2本づつとグラウンド1本?と思って上から覗き込んでみると、真ん中の1本は半田付けされていないようで、折り曲げられて上を向いています。(フタがされてないだけでもなかなかの手抜き仕様ですが・・・。)

プラグをねじってカバー側を少し浮かして下側から覗き込んでみると、どうやらグラウンド2本、ホット1本ずつのようです。(プラグを完全に外せなかったので実ははっきり確認できていませんが・・・。)

プラグをねじったせいで、ケーブルの被覆が一部剥げました。なかなかもろそうな被覆です。というかねじっていない反対側のプラグ周囲の被覆も指でなぞってみると最初からねじり傷がついています。前の持ち主もねじってみたのでしょうか、それとも製造の段階ですでについていたのか。

ただし、コストパフォーマンスは高く、解像度も十分。音域のバランスがよく、広がり感も出ます。

VentureClaftの短尺光ケーブルは、xDuoo付属品の光ケーブルから取り替えると、より明瞭な音になったように感じます。やはりここら辺に少しお金をかけたのは正解でした。
ただ、  TTMC-Pf-RSでは、D-NE20とXD-01で組み合わせると方向的にやや無理がありました。XD-01をフタ側の上に乗せるとCDを交換するたびにXD-01を外さなければならず、腹側に乗せると操作ボタンを隠すかたちになってしまいます。